CASE STUDY OF

Ørsted Japan Activation 2022

ROLE: Branding, Strategy, Concept, Creative Direction, Art Direction, Web Design, Production, Media Planning

DELIVERABLE: Concept, Strategy, TOV, Campaign Assets, Media Plan, SNS Platform, Media Management & Analysis

DATE: OCT 2021

石油エネルギー企業から再生可能エネルギー企業へと華麗な転進を遂げ、4年連続「世界で最もサステナブルなエネルギー企業」に選出されているØrsted (オーステッド)。洋上風力発電においては25%の市場シェアを持つグローバルリーダーとしての地位を確立しており、世界中で洋上風力発電所の開発等を中心としたグリーンエネルギー事業を展開しています。
日本市場への本格参入にあたり実施されたブランドのローンチキャンペーンにて、monopo Tokyoがコミュニケーションの企画設計、テレビCMをはじめとした広告物の制作、そして日本マーケットのローカリゼーションにおけるディレクションを行いました。

依頼内容

  • グローバルブランドとしての日本での知名度の確立
  • 地方自治体や事業団体との関係強化
  • 日本でまだ十分に認知されていない洋上風力発電をブランドの名前と共にわかりやすく広めること

提案内容

  • 国内における地方媒体やマスメディア、デジタルを連携したコミュニケーション設計と企画、制作
  • 日本市場向けにローカライズされたウェブサイトの情報設計及びデザイン
  • 洋上風力発電所建設予定地の現地の方々に対するコミュニケーションデザイン
  • ローカライズされたビジュアルアセットの制作

PROJECT

世界No.1グリーンエネルギー企業の日本参入

「グリーン・エネルギーのみで稼動する世界を創る」ことをビジョンに、世界中で洋上風力発電所の開発・建設・運営・所有を行っているØrsted。アジア太平洋地域の事業推進の中、日本市場への参入を決めました。

新たな土地でグリーンエネルギーを浸透させるためには、洋上風力発電所の建設が見込まれる地域の人々からの信頼と理解が欠かせません。そのため、建設地である地方漁村を中心とした地元の人たちのことを重視しながら、一般市民から参入の意思決定者である役所や政府機関までの幅広い層の人々を意識したコミュニケーションを行う必要がありました。

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COMMUNICATION

複数のタッチポイントをカバーする包括的なコミュニケーション

日本のエネルギー市場の変化を促すメッセージを軸にしたブランドのローンチキャンペーンを行いました。

培ってきたブランドイメージはそのままに、日本向けのトーン&マナーとコンセプトを立案。Webサイトのリニューアルや、広告に使用する映像やグラフィックの制作を含んだローカライゼーション、SNSの立ち上げまで、統合的なブランドコミュニケーションを設計・製作しました。

提案の中で、実際に施設の建設が見込まれる地方を中心とした地元の人たちもターゲットとしました。コロナが明けた直後だったため、実際の人通りを調べるための現地調査も行いながら、全国主要メディアだけでなく、ローカルの新聞やテレビコマーシャルも採用した幅広いメディアバイイングを行っています。

Ørstedにアクションを起こせるステークホルダーが、二次情報に辿り着けるようなハッシュタグを開発。KPI設定やA/Bテスト、ペイド・メディア配分及びそれらの分析も実施しました。

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CAMPAIGN MESSAGE

「風を、変える。」

考案したタグラインは「風を、変える。」。なかなかグリーンエネルギー化が進まない日本は、エネルギー問題で世界的な遅れをとっています。たくさんの人にとってまだ馴染みのない洋上風力発電について伝えるだけでなく、「風土」や「風習」といったニュアンスも含んだ「風」を変えるというメッセージも込められたタグラインとなっています。

「風」を主観としたビジュアルでストーリーテリングを行った動画は、音と映像の調和にもこだわり、サウンドアーティストと共に制作しました。全国に向けてオフィシャルYouTube上で公開されたほか、秋田県のテレビCMと街中のサイネージにも流れました。

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LOCALIZATION

日本での信頼感を勝ち取るためのローカライゼーション

世界中の他市場で既に成功しているØrstedのブランドアイデンティティ。それを日本の多様なオーディエンスにも届けるべく、ローカライゼーションを行いました。ローカライゼーションとは、既存のものをただ日本語に訳すのではなく、最も伝わりやすい形に最適化することを指します。

日本向けのトーンオブボイスの策定、ライティング、日本向けに情報設計し直したWebサイトのリニューアルを行い、日本市場で親近感や信頼感を抱かれるような独自のアイデンティティを構築しました。

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Credits

Client: Ørsted Japan

Our role: Branding, Strategy, Concept, Creative Direction, Art Direction, Web Design, Production, Media Planning

# Branding/Campaign

Creative Director/Copywriter: Tomoki Inaguma (monopo Tokyo)

Art Director: Takuya Kenmoku (monopo Tokyo)

Copywriter: Maho Kamagami (monopo Tokyo)

Producer: Georgi Roberts (monopo Tokyo)

Creative Producer: Toshika Kosako (monopo New York)

Media Planner: Daisuke Shiga (monopo Tokyo)

# TVCM

Director: Kazuki Takahashi (TOKYO management)

Planner: Tomoki Inaguma (monopo Tokyo)

Editor: Yuma Matsuoka (Taiyo Kikaku)

Project Manager: Yuumi Aoyama

Composer / Music Producer: Yuki Ono (WONDROUS inc.)

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