BOSE 60TH ANNIVERSARY CAMPAIGN

ROLE
Creative Direction, Art Direction, Concept and Strategy, Campaign Planning
DELIVERABLE
Music, Movie, Campaign Website
DATE
May 2025

monopo Tokyoは、音響メーカー・ボーズの創立 60周年を記念したプロモーションの企画・制作を行いました。ボーズの60周年を祝うべく「温故知新」をテーマに、アーティスト・松任谷由実とimaseを起用し、雲母社・ユニバーサル ミュージック全面協力のもと書き下ろしの楽曲を中心とした施策を展開しました。

CLIENT BRIEF

  • 創業60周年を記念するプロモーション企画

  • ブランド理念「SOUND IS POWER」の訴求

  • 若年層にも届くブランドアプローチをしたい

OUR PROPOSAL

  • 「温故知新」をコンセプトに、世代を超えたアーティストコラボレーション

  • 松任谷由実とimaseによる共作楽曲とMV・BTS・インタビューを展開

  • SNSでのティザー施策とサプライズ演出でファンコミュニティを活性化

  • プレゼントキャンペーンやPR連携を含めた総合的なプロモーションを設計

CONCEPT

Boseが貫いてきた、変わらない力

「サウンドは心を揺さぶり、人を動かし、様々な感覚を呼び覚ます地球上で最も大きな力」。創業以来、ボーズはこの信念を「SOUND IS POWER」という言葉で体現してきました。
それは単なるサウンドクオリティの追求に留まらず、音が人間の感情や記憶、ひらめきに与える影響そのものを信じるブランドの哲学ともいえます。

そんなボーズの60周年にふさわしいテーマとして、monopoは「温故知新」というコンセプトを提案。
創業から変わらない想いと、次の世代へつながる進化。両者が交わることで、ボーズというブランドが音を通じていかに豊かな時間をつくってきたかを改めて伝える機会にしたいと考えました。

COLLABORATION

異なる時代が出会う、音の文通

キャンペーンの象徴としてアサインしたのは、世代も音楽スタイルも異なる2人のアーティスト。
名実共に日本を代表するアーティスト・松任谷由実と、次世代を担う新世代アーティスト・imaseによる新旧を超えたコラボレーションが実現しました。

2人が歌詞を送りあって生まれた楽曲「文通」は、まさに音楽を介した時空を超える対話です。
タイトル通り、文通という行為をモチーフに離れていてもつながる心と感性を描いた1曲に仕上がりました。

ミュージックビデオは手紙というアナログな手段で気持ちを届け合うというストーリーを通じて、音楽が心を動かす力を改めて見つめ直すという内容に。ボーズ製品は月から発信されるユーミンの声を聴いたimaseが音楽を通じて「会いに行く」なかで、この旅に静かに寄りそうアイテムとして描かれています。
文通という静かなテーマを、映像ではポップかつファンタジックに表現することで、ボーズが目指す「様々な感覚を呼び覚ます音」のあり方を視覚的に伝えています。

COMMUNICATION

SNSを舞台に広がった物語

アーティスト2人の交流をSNS上でも展開。
リリース前にはX(旧Twitter)やInstagramストーリーズを使った「リポスト文通」を実施しました。さらに、imaseが自宅から行うInstagramライブ中にユーミンがサプライズ出演するなど、ファンとの間にリアルタイムの熱量を生み出すティザー企画を用意。
こうしたオンライン上の仕掛けにより、世代を超えたファンたちの間に自然な会話と期待感が生まれ、SNS上では多くの反響を獲得しました。

PROMOTION

4分の楽曲で描く、ブランドの物語

また、広告的な尺を超えた「4分間のフルミュージックビデオ」のみではなくメイキング・インタビュー映像の制作も実施。
これは、ボーズというブランドが60年かけて育んできた思想や哲学を、深く・丁寧に伝えつつ、二人が初めてのコラボレーションによりどのように影響しあい、新たな「サウンド」を生み出したのかを映し出します。
加えて、プロジェクト全体を通してプレゼントキャンペーンの設計やユニバーサル ミュージックとの連携によるPR展開も行い、テレビや新聞・Webといった各種メディアにも多数取り上げられる結果となりました。
変わらない理念を軸にしながら、常に新しさと向き合ってきたBose。
60周年という節目に、世代を飛び越えたコラボレーションに挑んだのは、ブランドがこれからも「音の力」を信じ続けていくという、未来への宣言でもあります。
文通のように少しずつ、でも確かに伝わっていく感情や感覚。
音が持つそんな力を改めて世の中に信じてもらうための楽曲であり、企画となりました。

特設Webサイト

CREDITS

CLIENT
Bose
ROLE
Creative Direction, Art Direction, Concept and Strategy, Campaign Planning
THE TEAM

Creative Director / Art Director
Takuya Kenmokumonopo Tokyo

Creative Director / Planner
Ryo Miyakawamonopo Tokyo

Account Executive / Producer / Casting
Misumi Shinamonopo Tokyo

# Music Video

Director / Offline Edit
DENKI IMAHARA (dadab inc.)

Director of Photography
Shuho Teramura (momo inc.)

1st Camera Assistant
Masanori Miyano (Day2) / Hiroki Yokota (Day1)

2nd Camera Assistant
Kaito Furuyoshi

3rd Camera Assistant
Shinichi Furuya

Lighting Director
Takuma Saeki

1st Lighting Assistant
AKIRA

2nd Lighting Assistant
HARU/Arata Nakatsuka/ Ko Sato

Production Designer
Naoyuki Hashimoto (MagentawalL design)

Production Designer Assistant
Karin Suzuki (MagentawalL design)

Prop Master
Yuki Hirano (MagentawalL design)

Prop Master Assistant
Saori Innami

Stage Setting
Shinya Igawa (KOMA ART), Atsuko Hamano (KOMA ART), Makoto Fukuoka (KOMA ART), Yudai Sato (KOMA ART), Mahiro Matsubara (KOMA ART), Rika Nagayama (KOMA ART), Takahiro Hanami (IZUMIEN)

Yumi Matsutoya’s Hair & Make-up
Toyama Naoki (Iris)

imase’s Hair&Make-up
Daisuke Mukai

Stylist
Toshio Takeda (mild inc.)

Stylist Assistant
Kurumi Okazaki

Dressmaker
Chie Naito

Offline Editor
Kisei Tsuchiya (BOWWOW)

Online Editor
Takuya Ota (Digital Garden)

Online Editor Assistant
Ryosuke Ebata (Digital Garden)

Colorist
Yoshiyuki Nishida (ARTONE FILM)

Assistant Director
Taito Hiroshima

Band Member
Masaaki Saito, Keisuke Ouchi, TakutoYamachika

Producer
Tsuyoshi Yamamuro

Production Manager
Kanon Narita/ Kyoko Tabata

Production Staff
Chihana Kitakaze/ Kensei Ishii/ Hana Miyajima/ Motoya Kaneko/ Yuri Usami

Production
TYO Third