「どこかのアパート、六畳半。あなたの歌。」をコンセプトに、さまざまなアーティストやクリエイターが参加している音楽プロジェクト、MAISONdes(メゾン・デ)。TVアニメ「うる星やつら」のテーマソングにもなっている新曲のプロモーションとして、渋谷駅ハチ公口の大きなボードへの掲出を中心とした企画・コピーライティングをmonopo Tokyoが担当しました。
CLIENT BRIEF
MAISONdesの認知拡大、新曲のリリースを話題化
渋谷駅ハチ公口の屋外広告を使用
OUR PROPOSAL
さまざまな仕掛けと連動し、体験と話題を生み出す屋外広告
「架空のアパートが突如出現」をコンセプトに、渋谷に原寸大のアパートを再現
MAISONdesの管理人と「うる星やつら」のラムが登場し、「1月15日」に何かがあることを示唆する屋外広告を、JR渋谷駅ハチ公改札入口上部壁面のハチコーボード1に掲出しました。二人のやりとりを通じて「メゾン・デ」という読み方を紹介し、印象付けています。
また、ハチコーボード1の真下にあるハチコーボード3には、MAISONdes公式サイトの世界観を引用した原寸大のアパートのエントランスを再現。掲示板に模した壁面にはインタラクティブな仕掛けがたくさん施されており、暗号を解くとプレゼントがもらえる会場へと案内されるようになっています。
ハチコーボード3での暗号によって導かれるプレゼント会場のタワーレコード渋谷4Fにも、アパートのエントランスを再現。鍵型のアクリルキーホルダーが配布されました。それぞれの鍵の裏にはランダムなQRコードが掲載されており、アクセスするとMAISONdesの各住人の部屋に飛び、楽曲を聴くことができます。
屋外広告の掲出をした渋谷駅ハチ公口から、スクランブル交差点を渡って向かいにあるMAGNET by SHIBUYA109にPOP UPスペースを設置。同じくアニメ「うる星やつら」のテーマ曲で、12月にCDリリースした『アイウエ/トウキョウ・シャンディ・ランデヴ』のジャケットイラストになっているラムの部屋を原寸大で再現しました。リアルに再現された六畳半の部屋では新曲を流し、訪れた人が椅子やソファに腰掛け、写真を撮るなどして自由に過ごせる仕様に。 また「1月15日」当日には、ジャケットイラスト同様にベッドの上にラムが登場。「ラムが入居」というハチコーボード1での伏線回収を行いました。「ラムが自分の家にも、街にも溢れかえる」というコンセプトの元、ラムのクリアカードも配布。カードにはQRコードを添えることで、MAISONdesの「六畳半で音楽を聴く」という世界観もクロスさせています。
SNSを中心としたプラットフォーム上での「話題性」という部分に重きを置き、屋外広告をフックに、思わずシェアしたくなるさまざまな「体験」を盛り込んだ当プロジェクト。新曲の告知だけでなく、MAISONdesのユニークなコンセプトの認知にもつながるネタを仕込んだことで、既存のファンはもちろん、「名前は聞いたことがあるけれど詳しくは知らない」という人たちの興味をそそるプロモーション企画となりました。実際にSNS上でも盛り上がりを見せ、ターゲットとしていた若年層の間でさまざまな角度からの好反応が返ってきています。
Creative Director
Yosuke Kamihigashi (Sony Music Solutions)
Planner / Copywriter
Ryo Miyakawamonopo Tokyo
Art Director / Designer
Yasuko Kano (Sony Music Solutions)
Designer
Ami Shimpuku (Sony Music Solutions)
Illust
NAKAKI PANTZ
Coordinator
Keigo Mikami, Riko Miyake (Sony Music Solutions)
Production Designer
Chie Arai (cinq-art Co.,ltd)
Set Construction
YOSHIKAZU ISHIKAWA (Weeds.s inc), TAKUMI HAGA (Weeds.s inc)