monopo Tokyoは総合学院テクノスカレッジのコミュニケーションデザインを行いました。
全30学科82コースがあり、大卒資格取得も可能な専門学校であるテクノスカレッジ。
フレキシブルな制度のユニークさから「可能性や選択肢を広げられる専門学校」としてのポジショニングを提案。興味の赴くままに学び続けられる環境から「とまるな、好奇心。」をメインとしたコピーを開発し、合わせてOOHも制作しました。
CLIENT BRIEF
学校のユニークさを活かし、専門学校という選択肢の魅力を明確に伝えたい
長期的に使えるコピーとビジュアルの軸をつくりたい
入学希望者の増加につなげたい
OUR PROPOSAL
「可能性や選択肢を広げられる専門学校」というポジショニングを提案
「とまるな、好奇心。」をメインとするコピーを開発
コピーを起点に撮影やグラフィック展開を再設計
BRAND POSITION
全30学科・82コースを持ち、大卒資格の取得も可能な専門学校「総合学院テクノスカレッジ」のブランディングを担当。毎年世界観の違うコピーやビジュアルでプロモーションを行ってきていたクライアントからの要望は、専門学校という選択肢をより魅力的に伝える長期的なコミュニケーションの土台をつくることでした。
「専門」学校といえば決まったジャンル・学部で構成されることが多いですが、テクノスカレッジは
多彩なコース展開に加え、転科やダブル専攻が可能といった制度面での柔軟性が特徴です。この幅広い分野から学びたいことを見つけられるカリキュラム構成。こうした「自由に学び続けられる環境」を軸に、「可能性や選択肢を広げられる専門学校」としてのブランドポジショニングを提案しました。
そこから導き出したのが、「とまるな、好奇心。」から始まるコピー。好奇心のままに進み続けていい、という自由でポジティブな姿勢を表す言葉です。当初は撮影を予定していませんでしたが、このコピーが決定したことで、ビジュアル表現も刷新する方向へとシフト。急遽撮影を実施することになりました。
ART DIRECTION
ビジュアル面では、「迷いながらも未来に進む姿」を表現するためのモチーフとして矢印を選択。コマ送りのような動きや勢いを感じさせるものなど、さまざまな検証を重ねました。
最終的には色々な可能性に迷いながらも進んでいく、そんな色も形もテクスチャも違う矢印たちで構成される画面となりました。
撮影は実際の校内スタジオで実施。モデルは透明感がありながらも現実から離れすぎない人物像とし、メインターゲットである高校生が専門学校への入学をリアルにイメージできるトーンに。レイアウトは小説のような縦書きにすることで、自分ごととして読んでもらうことを狙い、没入感を高めています。
また、学科・コースの多さや大卒資格が取得できるといった、学校としての強みもしっかりと盛り込み、ビジュアルと情報のバランスを取った設計にしています。
矢印を検証するためのラフスケッチ
COPY WRITING
コピー開発では、高校生をターゲットとした読みやすさも意識しました。実際の高校生へのヒアリングも行い、「偏差値が高すぎる言葉選びになっていないか」「伝わりやすさはどうか」をチェック。
最終段階では「とまるな」をひらがなに変更し、「〜し続けよう」という畳みかけを加えることで、コピーとしてのリズムと親しみやすさを両立しました。
OOH
当初のOOH掲出先は、テクノスカレッジの最寄りであるJR武蔵小金井駅のみでしたが、完成したビジュアルを評価いただき、急遽井の頭線・京王線の車内ドア横にも追加で掲出が決定。多くの高校生の目に触れる展開へとつながりました。
「大学」ではなく、あえて「専門学校」を選ぶ人にとって、テクノスカレッジがどのような場所であるのか。多様な学びの形を可能にする柔軟性と、「止まらない好奇心」を応援する姿勢を、言葉とビジュアルの両面から表現したプロジェクトとなりました。
Director
Yuki Tanakamonopo Tokyo
Producer
Natsuki Sugawaramonopo Tokyo
Art Director & Design
Rentaro Maruyamamonopo Tokyo
Planner & Copywriter
Natsuki Sugawaramonopo Tokyo
Photographer
Yusuke Baba
Stylist
Keiichiro Hara
model
nao