UNIQLO(ユニクロ)の「AIRism」2023SSグローバルキャンペーンにて、デジタルコミュニケーションの企画と、動画4本を含むアセットの制作をmonopo Tokyoが行いました。日本生まれの技術による「究極の心地良さ」を誇る「AIRism」のイメージ普及とグローバルな認知向上を狙い企画・制作しました。
CLIENT BRIEF
「AIRism」を「インナーウェア」から「素材ブランド」へのイメージ転換を図りファンを増やす
日英デジタルアセット各種の制作
OUR PROPOSAL
「AIRism」のテクノロジーを技術解説ではなく視聴者が親近感を覚える形式でコミュニケーションを設計
架空のラボで「AIRism」というテクノロジーが服にインストールされる様子を描いたフルCGの動画制作
「AIRism」が「一度触れたら忘れられないほど気持ちいい素材」というパーセプションをつくるための3本の動画制作
ユーザーにわかりやすく使用シーンを伝えるイラストの制作
あらゆる人の生活をより豊かにする「LifeWear」をコンセプトに、日々進化し続けるブランド、ユニクロ。その定番シリーズのひとつである「AIRism」には、吸汗速乾、ストレッチ、接触冷感、抗菌防臭といった機能性のある生地を使用したインナーウェアやトップス、ボトムス、そしてアクセサリーが揃います。これまでは主にアジアを中心とした地域で「機能性インナーウェア」として愛されてきましたが、2023SSからはユニクロの「優れた生地ブランド」としての認知を高めたいという意向がクライアントからありました。
さまざまな利用シーンに対応した豊富な機能性が自慢の「AIRism」シリーズ。しかし、言語はもちろん、気候も文化も異なる国々では、例えば一言に「さらりとした着心地」と言ってもその捉え方は人それぞれ。細かな機能面の訴求のみにフォーカスしてしまうと、受け取る人によって印象が左右されてしまうという点がありました。そうした前提の中で、改めて「ユニクロの『AIRism』とは何か?」をクライアントと共に協議。その上でどういったコミュニケーションを行っていくかをひとつずつ決定していきました。 そこで考案したのが、AIRismを極限までシンプルに表したコピー「Ultimate Comfort(究極の心地良さ)」。このコピーを軸に、「AIRismというテクノロジーが洋服にインストールされるとどうなるか」を紹介するフルCG動画「Ultimate Comfort lab.」とキービジュアル、「AIRism」の利用シーンをわかりやすく描いたイラスト、そして実際のAIRismがユーザーに与えてくれる体験をイメージした動画3本を制作しました。
仮想のラボにてAIRismがインストールされ、「究極の心地良さ」が作られていく様子を描いた「Ultimate Comfort Lab.」。AIRism製品に速乾性やなめらかさといった機能性が備わっていく様子を、自由度の高いCGを用いて表現しました。ユニクロらしいトーン&マナーとなるよう気を配りつつ、AIRismが持つなめらかな肌触りや伸縮性のある着心地、その風合い、質感などとリンクするよう、CGを得意とする国外のクリエイターと共に世界観を作り込んでいます。一部の地域では、TVCMとしても使用されました。そして各国の店舗をはじめ、オンライン広告で使用されたキービジュアルも同じくCGで制作しています。
一方、ブラトップ、コットンT、ボクサーブリーフをキープロダクトとしたシリーズ動画3本では、AIRismがもたらすユーザー体験にフィーチャー。「Unforgettable Comfort」をテーマとし、「触れたら忘れられない」その着心地と快適さをストーリー仕立てで表現しました。さまざまな機能性や風合いがありつつも、「『AIRism』がとにかく気持ち良い素材である」ということが異なるシーンで描かれています。
AIRismのさまざまな利用シーン、また国・地域に特化したシーンを想定し、「こんな時にAIRism」をテーマとしたイラストを制作しました。例えば、アジア諸国に比べてインナーウェアを着用する習慣が少ない地域の人々に向けた具体的な利用シーンなど、クライアントと共に細かく確認を重ねながらタイトルやシチュエーションを考案し、それらに沿って制作しています。
Account Executive
Daisuke Shigamonopo Tokyo
Project Manager
Misumi Shinamonopo Tokyo
Producer / Planner
Kensuke Tanakamonopo Tokyo
Art Director / Designer / Planner
Kenmoku Takuyamonopo Tokyo
Planner
Yosuke Maedamonopo Tokyo