UNIQLO UT Global Campaign 2024

今回はグローバルとダイバーシティをキーワードにカルチャーの多様性をどう伝えるかに注力しています。 KOC（Key Opinion Customer）それぞれがもつカルチャーと、ペアリングして紹介するTシャツ商品そのものの両方をしっかりと伝えられるように企画。コラボレートしているキャラクターなどのビジュアルがメインだった過去のUTキャンペーンから一新し、人もしっかり見せる形をとっています。 16名のKOCのキャスティングプランに始まり、ビジュアルとしての見せ方をトータルでディレクション。OOHや各SNSでも商品だけを見せるのではなく、その人のストーリーがわかるような素材となるように企画しカルチャーと共にあるUTを表現していきました。

monopoでは自社でのキャスティングも行っています。所属先や国に縛られることなく世界中からそのプロジェクトに最もふさわしいキャストのご提案をしています。今回もバラエティに富んだカルチャーを通してUTを見せていくために独自にリサーチしたキャスティングプランをご提案、ダンサー・カフェオーナー・キックボクサー・映像監督など様々な方を登場させています。

KOCその人のカルチャーを表現できるロケーションをインドアとアウトドアが偏らないようにおさえ、シアターやカフェ、ご本人のスタジオなど様々な場所で撮影を行いました。 今回はよりリアルにグローバルなメッセージ性を出すために東京だけではなくパリでも撮影を実施。あえて詳細を決め切らずにその場の即興も積極的に取り入れながら行うことでKOCその人が実際に大事にしている世界をリアルに伝えています。 プロダクションを必要最低限の少人数で実施することで、こうしたロケーションや撮影プランの自由度を高めつつもスピーディーな制作を実現しました。

グローバルキャンペーンをベースに、世界各国のユニクロで独自に展開ができるようにガイドラインも作成しています。スムーズな英語でのガイドライン作成が可能なのもmonopoの強みの一つです。monopoで定義したグローバルキャンペーンの世界観・ルールを共有することで、我々が実制作したビジュアル以外にも、各国で今期のコンセプトに基づいたキャンペーン・ビジュアルが展開されていきました。