CASE STUDY OF

ISETAN Leaf & ISETAN Seed

ROLE: Strategic Planning, Art Direction, Copywriting, Logo Design

DELIVERABLE: Concept and Strategy, Copywriting, Logo, Photo

DATE: SEP 2020

伊勢丹新宿店 本館1階=婦人雑貨エリアのリモデルに伴い、新しくオープンしたプロモーションスペース『ISETAN Leaf -Seasonal index-』とコンセプトショップ『ISETAN Seed -Daily index-』。
monopo Tokyoは、コミュニケーション・コンセプト設計、キャッチコピー・ネーミング・ロゴ・グラフィック制作を担当しました。

近年、インターネットを通じた購買の増加や、リーズナブルショップの台頭などにより百貨店の存在意義が問われています。細分化されたニーズに対して、百貨店の規模と多種類の商品群だからこそ生まれる見つけにくさの課題がありました。一方で、実店舗ならではのお買い物体験による出会いを大事にし、今の顧客のニーズに応える新たな形態のショップとして、伊勢丹新宿店1F婦人雑貨のエリアをリニューアルすることになりました。

伊勢丹新宿店のセレクト力を集結したお買い場や、月単位や季節ごとに移り変わるエリアなど、2つの区画に対して異なるアイデアと構想がある中で、各ショップごとにバイヤーやお客様が拠り所となるショップコンセプトに加えて、同時に進めていく2つの区画を含めたエリア全体を導くための指針が必要でした。

顧客の声を反映した新たな百貨店内ショップ

「百貨店は広すぎてどこに何があるのか分からない」「何か欲しいけれど、欲しいものが見つからない」「長時間の滞在を避けたい」などのお客さまのお声から「百貨店は、伊勢丹は、広い。」という視点からコミュニケーションを開始しました。伊勢丹が抱える課題をお客さまと同じ視点で共有していくことでブランドの姿勢を伝えることから始めました。

"繋がるための、ガイドマップ"を2つのスペースのエリアコンセプトとして掲げ、この2つのショップにおける伊勢丹新宿店での新たな購買体験と出会いを、それぞれメッセージにしていきました。
季節によって色づく葉。はじまりとなって未来に続いていく種。
伊勢丹新宿店という様々なブランド・アイテムが集まる森の中で、季節やオケージョン毎に色づく葉と、きっかけと繋がりを生む種を摘み取っていただける、そんなショップを目指すネーミングに。

ロゴのタイプデザインでは、百貨店のあり方を再度見つめ直し、新しい取り組みを行っていく「挑戦」と、多くのお客さまを迎え入れることのできる「柔らかさ」の調和を目指し制作しました。

キービジュアルは「広がる毎日」をテーマに写真家の小見山峻が撮影。

他にも、三越伊勢丹で販売を開始するショッピングバッグ「#みんなでバッグ」のバッグ本体のコンセプト・プロダクト設計を担当。
様々なブランドとコラボレーションし、デザイナーやアーティストの皆さんの「どんな時でも、ファッションを楽しみ、お買物を楽しんでもらいたい」「世界や時代が変わっても、みんなが明るくなれるようなきっかけとなりたい」という想いをお客さまへつなげることを目指し、お客様とのコミュニケーションの起点としてショッピングバッグの制作を提案しました。

店頭とお客様・ブランド/デザイナーとお客様・ECやSNSといったデジタルの場とお客様を繋ぎ、三越伊勢丹からのメッセージを多角的に伝えるアイテムとしてショッピングバッグを設定しています。

どこか見覚えのある「プラ袋」のような形を取りながらも機能的な仕様に仕上げたサスティナブルなバッグ。またバッグをキャンパスに見立て、ブランドとコラボレーションすることで、今までのショッピングバッグとは一味違う、三越伊勢丹らしいファッショナブルなアイテムとなっています。
このバッグを用いたキャンペーンやブランドコラボレーションの広がりによって三越伊勢丹のファッション、ショッピングへの思いを伝えていきます。

Credits

Client: MITSUKOSHI ISETAN

Our role: Strategic Planning, Art Direction, Copywriting, Logo Design

BRANDING

Account Executive: Shun Okada (monopo Tokyo)

Producer: Kensuke Tanaka (monopo Tokyo)

Project Manager: Tsubasa Kamioka (monopo Tokyo)

Copywriter & Planner: Tomoki Inaguma (monopo Tokyo)

Logo Design: Takuya Kenmoku (monopo Tokyo)

GRAPHIC

Photographer: Shun Komiyama

Stylist: Nobuyuki Ida

Hair Makeup: Kika Makino

Model: inori

Special Thanks: POSTELEGANT, PERMINUTE, Paraboot, Maehara Kouei Shouten

Planner: Tomoki Inaguma (monopo Tokyo)

Art Director: Joe Yanagita (Syncity)

BAG CONCEPT

Art Director: Sumie Yamaguchi (monopo Tokyo)

Planner: Clara Blin (monopo Tokyo)

Project Manager: Tsubasa Kamioka (monopo Tokyo)

Producer: Kensuke Tanaka (monopo Tokyo)

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