CASE STUDY OF

YAMAHA Audio Series
Creative Communication

ROLE: Creative Direction, Art Direction, Copywriting

DELIVERABLE: CG Video, Key Visual, Tagline

DATE: JUN 2020

日本で創業し、その高い技術力から世界中で愛される総合楽器メーカーのヤマハ株式会社。 ピアノや金管楽器、ギターやベースドラムなどの楽器事業はグローバル市場でNo.1のシェアを誇り、また、スピーカーやアンプ、イヤホンなどの音響機器ブランドとしても広く知られています。新製品「Sound bar」「AV Receiver」シリーズのグローバルキャンペーンにおけるコミュニケーションをmonopo Tokyoがディレクションしました。フルCGのキャンペーン映像とプロダクトのCGビジュアルも制作しています。

依頼内容

  • 新製品のキャンペーンにおけるグローバルなコミュニケーションのディレクション
  • 広告コミュニケーションを再定義し、顧客視点で発信すること

提案内容

  • 「TRUE SOUND」という同一コンセプトのもと、プロダクトごとの提供価値を伝えるコミュニケーション
  • グローバルキャンペーンのコンセプトとタグライン
  • 新製品の体験価値を視覚化したキャンペーン映像の制作
  • 世界標準でのクオリティを出せるクリエイターのアサイン
  • プロダクトごとの価値を伝えるビジュアルの制作
PLAY

Communication & Campaign Concept

「Feel truly, at home.」

これまでプロダクトごとに行われていたコミュニケーションを改め、シリーズとして共通する提供価値を伝えていきたいという依頼がありました。そこで、全てのオーディオシリーズに共通するヤマハの定めたサウンド「TRUE SOUND」の体験価値を前面的に押し出すコミュニケーションを考案。その中で理解度の異なるユーザーがそれぞれ求めているプロダクトを見つけられるよう、顧客のベネフィットを起点としたコミュニケーションへの移行をクライアントと共に行いました。

新製品「Sound bar」「AV Receiver」シリーズのグローバルキャンペーンのコンセプトには、「本物の音を家で感じてほしい」というメッセージを込めたコンセプト「Feel truly, at home.」を提案。映像コンテンツが本来持っている魅力をクリエイターの意図通りに最大限に引き出し、自宅にいながらも没入できる点を最大の提供価値と捉え、自宅でのエンターテイメント需要が高いミレニアル世代をメインターゲットに訴えかけています。

Campaign Video & Visuals

コンテンツに没入する体験価値を、ストレートに視覚化

テレビにつないで音質や迫力を向上させ、さまざまな音を最適化し、まるで映画館のようなサウンドを楽しめる「Sound bar」と「AV Receiver」。アーティストやコンテンツが本来意図している音をその意図通りに、また演奏しているその場にいるような空気感を再現するヤマハの定めたサウンド「TRUE SOUND」が特徴のオーディオシリーズです。フルCGで制作したキャンペーン映像では、風が木々の間を抜けるかすかな音から、大きな爆発音まで、さまざまな音のダイナミズムを表現。飛行物体が飛び交う中で迫力のある銃撃戦が繰り広げられ、まるで映画のような世界観の中、音によって映像体験が変わるのを実感できます。

また、グローバルに発信される映像として、世界規格のクオリティにこだわりました。CG、サウンド、共にトップレベルのクリエイターと共に制作しています。

機能説明を目的としたプロダクトごとのビジュアルもCGで制作しました。テレビや映画鑑賞時だけでなく、ゲームなどのシーンにも使える点や、その他細かな機能なども視覚的にわかるものとなっています。

Production

世界規格のクオリティのCGをフルリモートで制作

CG制作においては、圧倒的に進んでいる海外のクリエイターをアサイン。ハリウッド作品も手がけるカナダ人監督のArtem Skiyを筆頭とするクリエイターらと協働しました。
当初は国内で実写にて撮影予定だった企画から、コロナ禍における制限の変更を受け、急遽CGでの制作へと切り替わった当プロジェクトでしたが、monopoのグローバルネットワークを生かし、限られた時間と予算の中、フルリモートでの高いクオリティのCG映像制作を実現しています。

一度作りあげてしまうと修正が容易でないCG映像の制作では、色をつけたり、繊細な動きを入れたりする前の初期段階での入念なチェックが欠かせません。各シーンをモノクロで簡単に映像化しただけの低クオリティなCGで制作を進めていく必要があり、クリエイターとクライアントとの綿密なコミュニケーションが仕上がりを左右します。世界各国のクリエイターとの多言語、かつリモートでの制作が得意なmonopoの強みが発揮されたプロジェクトとなりました。

Credits

Client: YAMAHA

Our role: Creative Direction, Art Direction, Copywriting

THE TEAM

Producer: Kensuke Tanaka (monopo Tokyo)

Art Director: Takayuki Yokoyama (monopo Tokyo)

Planner & Project Manager: Tsubasa Kamioka (monopoTokyo)

Copywriter: Aya Apton

Film Director: Artem Skiy

Film CG Designer: Alessio De Vecchi

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