SMOLLAN Brand Identity Launch Website

ROLE
Art Direction, Design, Development
DELIVERABLE
Interactive Microsite
DATE
Feb 2021

南アフリカのリテール会社Smollanは、世界中にいる8万人の関係者・従業員に新しいブランドビジュアル・アイデンティティを発表するにあたり、リブランドの意図を全員にわかりやすく伝えたいと考えました。そこでmonopo Tokyoは、遊び心をもって新しいブランドに触れる体験を提案。デジタル上の3D空間で、訪問者自身がSmollanのストーリーを発見するような仕掛けを組み込みました。

CHALLENGE

理解してもらうために、新ブランド空間で遊んでもらう

Smollanは、リテールマーケティングのグローバルリーダーであり、世界中に50以上のオフィス、そして8万人以上のスタッフを抱えています。2021年初頭に新しいビジュアル・アイデンティティを発表する準備をしていましたが、特に課題と感じていたのが、8万人ものスタッフをどうやって巻き込むかということでした。Smollan社のクリエイティブ・エージェンシーであるKnown Agencyは、Smollan社が考案した柔軟なビジュアル・アイデンティティ・システムを表現する方法をmonopoに相談。ブランドガイドラインのPDF文書を社内共有する代わりに、遊び心あるデジタル体験を構築する、というアイデアが生まれました。

EXPERIENCE

ムードがカスタムできる自分の空間

monopoはまず、Smollanの創業期のエピソードからこれからのビジョンまでのストーリーを伝えるデジタル空間を作りました。ユーザーは3D空間を移動することができ、スクロールしながら隠れたストーリーを発見することができます。体験に深みを持たせるため、このシステムに、4つの「ムード」を設定。このムードとは、4つバージョンを持つビジュアル・アイデンティティののことで、文脈に応じてブランドを少しずつ変えて見せることができます。年次報告書のようなフォーマルなムードから、PR用の非常にカジュアルなムードまでをデジタル空間で再現し、さらにユーザー自身のインタラクションでその空間をコントロールできるようにしました。トグルを触ることで、マイルドでクラシックな雰囲気を保つことも、ホットでカジュアルな環境に変化させることもできます。

また、この体験の中には、トリガーを引くとフルスクリーンのポップアップが現れるという隠し仕掛けがされており、ユーザーに驚きとさらなるストーリー理解をもたらします。

DESIGN

4つの空間、4つの世界観

デザインでの挑戦としては、新ブランドのビジュアルガイドラインに従いながらも、新しいブランドシステムの中で最大限、表情にバリエーションを持たせたことです。私たちが行ったのは、4つの違ったジャーニーのデザインです。それぞれが同じストーリーでありながら、ブランドの中で異なる世界観、「ムード」を表現しています。遊び心のあるムードでは、より鮮やかな色と立体的な要素を、フォーマルなムードでは、より落ち着いた色と薄くてシャープなビジュアルを採用するなど、それぞれのムードを表現するために、カラーパレット、フォント、他ビジュアルなどの要素を変更しました。

CREDITS

CLIENT
Known Agency, SMOLLAN
ROLE
Art Direction, Design, Development
THE TEAM

Account Manager
Georgi Robertsmonopo Tokyo

Web Director
Toshika Kosakomonopo Tokyo

Interactive Designer
Stella Grottimonopo London

Developer
Misaki Nakano

Creative Director
Mélanie Hubert-Crozetmonopo London