CASE STUDY OF

Mizuno GLOBAL CAMPAIGN

ROLE: Creative Direction, Art Direction, Copywriting, Planning, Graphic Design

DELIVERABLE: Campaign Video, Key Visual, Interview Video, Article, Tagline, Slogan Logo, Social Asset, Social Copy

DATE: JAN 2023

1906年の創業以来、スポーツの力を通じて人々の生活を豊かにし、幸せをもたらすことに貢献する関西発の総合スポーツブランド、Mizuno。グローバル市場でもその存在感をより示すべく、117年に及ぶMizunoのイノベーションを「CRAZY LOVE」として伝えるグローバルキャンペーンを実施。キャンペーンの企画・制作とディレクションをmonopo Tokyoが担当しました。

依頼内容

  • 「Mizuno=イノベーティブ」のイメージをグローバルに広めるキャンペーン設計と制作
  • 海外における若年層をターゲットとした新規顧客へのアプローチとブランド認知度の向上

提案内容

  • Mizunoのイノベーションの源であるスポーツへの愛を「CRAZY LOVE」として捉えるブランドメッセージ
  • グローバルへと向けたデジタルコミュニケーションの設計
  • 強いメッセージングとクラフト性を重視した各種制作物
PLAY

ISSUE & APPROACH

イノベーションを生み続けるブランドの姿勢に着目

ブランドのグローバルな認知度の向上と「革新的」なイメージの獲得が掲げられた当キャンペーン。ブリーフィング時には、未来的な世界観や新プロダクトの可能性を示唆するクリエイティブのイメージが挙げられました。しかし、ターゲットであるミレニアル世代の視点やグローバルでの社会的動向を踏まえて考察した結果、ビジュアルで未来感や革新性を映し出すのではなく、革新的なプロダクトを生む「ブランドの姿勢」を提示することが本質的だとmonopo Tokyoは考えました。そこで、ブランド創業から117年間、直向きにスポーツを愛し続けてきたMizunoの姿勢に「イノベーションが絶えず生まれる背景」を見出してもらえるブランドメッセージを考案。この強いメッセージングを軸としたグローバルキャンペーンを設計しました。

CONCEPT & IDEA

スポーツに対する愛をあえて“クレイジー”と捉えたブランドメッセージ

小さなボールを小さな穴に入れることに必死になったり、そのために人生をかけて何度も何度も繰り返し同じ動作をしたり。追いかけられてもいないのに、ただひたすら走り続けたり。そんな「スポーツ」という人間の行動は、一歩引いた視点から見つめることで、ある意味狂気的とも捉えることができるという発見がありました。するとさらに浮かび上がってきたのは、117年という歴史の中、スポーツを行う人々を観察し、その単純な動きを研究し、様々なギアを開発して支え続けてきたMizunoの愛。こうして「CRAZY LOVE(クレイジーな愛)」をMizunoのイノベーションそのものと捉えたブランドメッセージを考案しました。

CREATIVE

ユーモアとクラフトを追求し、コンセプトを体現したブランドフィルムとKV

ブランドフィルムとキービジュアルの制作では、競合のグローバルブランドと肩を並べるため、国内にいながらもインターナショナルかつ幅広い年齢層のチームを編成。チームプロデュースではNAKAMA Film、映像監督にはJovan Todorovicをアサインし、世界や時代の流れを汲んだクリエイターが多数参画しました。シニカルなトーンのナレーションのメッセージングやBGMにストイックな質感の映像を掛け合わせることで、コンセプトの「CRAZY LOVE」を絶妙な世界観で表現しています。

Copywriter: Tasuya Ishikawa, Tomoki Inaguma, Aya Apton

Designer: Tran Mihn Villageois, Akira Yamaguchi

COMMUNICATION

深いブランド理解に繋げるデジタルコミュニケーション設計

今回のキャンペーンでは、デジタル上のコミュニケーション設計からmonopo Tokyoが行なっており、それぞれのタッチポイント別にユーザーにアプローチを測る制作物を提案しています。まず、初めてMizunoに触れる場でのフックとしてブランドフィルムとキービジュアルを制作。画、音、ナレーション、登場人物のスポーツスキル等、あらゆる点において高クオリティを追求した映像と「CRAZY LOVE」を語るキービジュアルが存在感を発揮し、ユーザーの興味を喚起します。その次に、興味を持った人が訪れ、より深くブランドについて知る場として特設サイトLPを設置。Mizunoのイノベーションを伝えるコンテンツが展開されています。このLP内のコミュニケーションデザインもmonopo Tokyoが考案し、Mizuno契約選手のスポーツに対する「CRAZY LOVE」を知ることができるインタビュー映像と記事を制作しました。

Credits

Client: Mizuno

Our role: Creative Direction, Art Direction, Copywriting, Planning, Graphic Design

Agency / Planning : monopo Tokyo

Business Producer: Kensuke Tanaka (monopo Tokyo)

Creative Producer & Project Manager: Yukiko Kubota (monopo Tokyo)

Creative Director & Copywriter: Tatsuya Ishikawa (BSPK)

Planner & Copywriter (JP): Tomoki Inaguma (monopo Tokyo)

Copywriter (EN): Aya Apton

Interview writing: Maho Kamagami (monopo Tokyo)

Art Director: Tran Minh Villageois (monopo Tokyo)

JP KV Designer: Akira Yamaguchi (monopo Tokyo)

Production: NAKAMA

Director & DOP: Jovan Todorovic

Executive Producer: Kenj Sato (NAKAMA)

Producer: Simon Amar (NAKAMA)

Production Manager: Anna Hashimoto (NAKAMA), Yuki Defago (NAKAMA)

Production Coordinator: Hana Nakao

Cast Care: Ruri Fukagawa

1st AD: Sean Reyes

1st AC: Anthony Rilocapro

2nd AC: Yuji Suzuki

3rd AC: Akira Hayakawa

DIT: Tomo Goshozono

Gaffer: Arata Ijichi

Key Grip: Junya Yamamoto

Wardrobe: Takumi Iwata

Hair & Make-up: Phoebe Lin

Transport Coordinator: Tooru Hayakawa

Casting Director: Kensaku Watanabe

Offline Editor: Matt Osborne

Colorist: Mikey Rossiter

VFX Editor: Slavko Gravic

Composer: Nemanja Mosurovic

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